岡山は早島町にある古民家ゲストハウス


私たちができること。

昼の休憩の合間に

ゲストハウスいぐさからも自転車で行ける

磯崎眠亀記念館へ。

磯崎眠亀さんは、

い草を染めて柄を織る”花ござ”の創始者です。

細かい柄を織る織機を発明し、

『錦莞筵きんかんえん』と呼ばれる花ござを作った方です。

 

 

たまたま行ったとき、ガイドの方もいなかったので

なんだか入っていいいのか悪いのか

誰かの仕事場を覗き見る感じがしてしまいました。

彼の発明に関する資料や織り機の部品がたくさん置いてありました。

頭がよく、器用な方だったのが分かります。

柄の下図とか見ていると

素人では頭がおかしくなるほど緻密です。



 

そして

この鮮やかな『錦莞筵きんかんえん』

明治のものとは思えません。

い草といえば、畳やござだったこの時代、

当時の人は、ほんとに驚いたでしょう。



 

織物を扱う家に生まれた彼は

万国博覧会で、ある織物を見て

岡山のい草を使ったござの織機の発明を思いついたそう。

この『錦莞筵きんかんえん』を作りました。

高価なため、明治時代では国内よりは海外で人気だったみたいです。



 

最近、早島で畳業を続けている方とお話をしたことも思い出しながら

この『錦莞筵きんかんえん』を見て思うのですが、

これを作るのに、磯崎眠亀さんは覚悟は相当なものだったんだろうと。

膨大な研究や失敗を重ねて、

人生のすべてをこれ一つ作る事に時間を費やしたでしょう。

中途半端なことは許されず。

でも、だからこそ、観る人に感動を与えるものができたんだと思います。

 

 

今の時代、

岡山ではい草の生産はもちろん、畳やござ製品の製造をする会社も激減しています。

これに本当に歯止めをかけるためには

新しい、い草の使い方の開発が必要です。

そして、強い志と、

畳やござに限らない、いろんな分野の仲間たち。

 

 

岡山には、この覚悟の時期を乗り越えようと、家業を絶やすまいと立ち向かう、

畳やござ製品の製造をする会社やお店がまだ残っています。

い草の可能性、というものをみなさん真剣に考えています。

 

 

こうゆう中で私たちが今できることは、

い草を通して、

岡山で頑張るその人たちの思いを外から来た人に知ってもらうことだと思います。

それは、岡山のい草の良さを栽培や体験によって伝え続けることです。

 

 

何も知らないくせに

そんな簡単なことではない

と言われることもあります。

そう、知らないので、もっといろんなことを教えてほしいんです。

でもそれには、私たちの覚悟も必要です。

 



ご予約
2015.11.12(木) 20:28