端材を主役に〜い草の和紙〜
世の中には、いろんな商品があふれていますが、
その商品が出来るまでに
たくさんの端材がでていること、
たまに考えたりします。
以前、倉敷の西阿知にある
花ござを織られているお店をお訪ねしたときの話ですが、
機織り機で織られている商品の下に
たくさんのい草の端材が落ちているのに
気がつきました。
花ござが織られる最中に、
両端の部分を切り落とす際に出る
い草の切れ端です。
もったいない気がして、
その端材を特別にいただきました。
いろんな色に染められたい草の切れ端。
よく見ると、とってもきれいです。
これを紙に漉き込めば、
おもしろいかもしれないと思い、
作ったのが、い草の和紙です。
改良を重ねて、
やっと、形になりました。
漉き込むい草の色によって、
いろんな印象をもった紙ができます。
い草の端材だけでなく、
一般に使い道がないと思われるものの中に
新しい可能性を秘めているものが
まだ、世の中にはたくさんあります。
い草で何ができるのか、
ゲストハウスいぐさは、これからも、
いろいろ考えていきたいと思います。
いぐさ和紙作り、体験できます。